椿は古来から日本人に愛され、古くは万葉集の頃からよく知られ、公家や大名だけでなく庶民の間でも広く愛される冬を代表する花です。
シンプルな花弁の形と赤の色彩が美しい椿。
この頃、クリスマスのイチゴのショートケーキがスタンダードとなりましたが、もう一度その苺のケーキの表現を日本古来の風情の中に求めてみました。
鮮やかで印象的な赤と黄色のコントラストを、タルトに描いています。
苺は、バラ科の多年草。
一見して種子に見える一粒一粒の痩果が付いた花托部分が食用として供される。
12月はその年を締めくくる月なので、華やかになり過ぎず、写真を通して一年の出来事を振り返りたくなるような静謐さを表現しました。水の少ない季節ですが、苺が持つ瑞々しさがわずかに感じられるように意識しています。